今日1月25日は“聖タチヤーナの日”です。キリスト教を受け入れたあと、ローマの執政官の娘タチヤーナは、キリスト教の迫害者たちから少なからぬ苦しみを味わいました。それにもかかわらず、迫害者たちが彼女をライオンの檻に入れた時でさえ、彼女の信仰が揺らぐことはありませんでした。ライオンが彼女をひどい目にあわせることもありませんでした。しかしながら、ローマの裁判所の決定により、タチヤーナは流刑となってしまいます。それから何百年たって、楽しい学生のお祭りが、聖なる受難者タチヤーナの日と名づけられました。

このお祭りは18世紀に始まり、1755年の1月25日の、タチヤーナの日に、エリザヴェータ女帝はモスクワ大学設立の勅令を出したのです。このような伝統があるため、この日はキリスト教徒だけのお祝いというだけでなく、学生たちもお祝いするのです。今日、極東国立工科大学では、“聖タチヤーナの日”のお祝いが催されました。聖タチヤーナ寺院では、お祈りが行なわれました。工科大学のメインビルのそばで、綱引きや雑炊の屋台など、さまざまな行事が行われました。


(ウラジオストーク通信員エレナ)




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